
ドメイン名とは、具体的に言うとURLやメールアドレスの下記のような部分です。
ブラウザでURLを入力すると、その情報をもとにホームページにたどり着くので、よく「インターネット上の住所」と例えられます。そのため、住所がそうであるように、同じドメイン名が二つ存在することはありません。
ドメイン名はどうやって決まっているの?
英数字の並ぶURLの一部なので、もしかしたら目に入っていても気に留めたことはないかもしれませんが、ドメイン名をよくよく見てみると、会社の名前や代表的なサービスを表す文字であることがほとんどです。例えば「株式会社それからデザイン」のホームページのドメインは「sole-color.co.jp」です。会社名の一部をとっていますよね。他にも、よく見ているサイトのドメインを見てみると、なるほどーと思うドメインがたくさんあるはずです。
※ Yahoo! JAPANのドメイン
※ TOYOTAの日本語版ホームページのドメイン
こういったドメイン名はすべて登録制で、ドメインを管理している会社と契約することで自分のサーバ用のドメインを取得することができます。そのため、どんなドメインでも、見ている人にはあまり関係ありませんが、やはり自分のホームページを作るのであれば、できるだけ分かりやすく、かつホームページの内容と関係ある文言がよいのではないかと思います。
とはいえ、ホームページを作ろうとしてドメイン名を決めるとき、なんでも好きなように決められるかというとそうではなく、ドメイン名は先着順のおひとり様限りなので、人気のある名前はすでに取られていることもしばしばです。そんなときはトップレベルドメインを変えて探してみることをオススメします。
トップレベルドメインとは?
ドメイン名は正式には「ドメイン+トップレベルドメイン」でできています。ドメインが名前、トップレベルドメインが名字のようなイメージでしょうか。(名前と違って同姓同名は存在しないですが。)
ドメイン名を取得するとき、ドメインは自分で入力し、トップレベルドメインはあらかじめ決められたものから選びます。トップレベルドメインには、例えば日本のドメイン「.co.jp」や「.ne.jp」、世界共通のドメイン「.com」などがあり、世界中のドメインを合わせると約300種あると言われています。
そのため、取得したかったドメイン名が空いていないときは、「.co.jp」ではなく「.com」にしてみるなど、すぐに諦めずにトップレベルドメインを変えて探してみるのもひとつの手。空いているドメイン名があるかもしれません。
ドメインとIPアドレスとDNSの関係
ドメインとIPアドレスとDNSは切っても切れない関係です。ドメインのなんたるかを理解するためにはそれぞれの役割とつながりを説明する必要があります。これについては、またの機会にもっと詳しくご紹介したいのですが、参考までに少しだけ。
今回、「ドメインはインターネット上の住所のようなもの」とご紹介しましたが、以前のブログ記事でIPアドレスについても「ウェブサーバーの場所を特定するための要素」だとお話しました。このふたつはどちらもブラウザのアドレスバーに入力すればホームページに移動するので、人間から見ると用途はほとんど同じです。しかし、コンピュータにとって、本来的なインターネット上の住所はIPアドレスです。
人がドメインを含めたURLを入力すると、ドメインは最終的にそのドメインと相互関係にあるIPアドレスに変換され、目的のウェブサーバにたどり着くことができます。このとき、ドメインとIPアドレスを結び付けて、変換を行っているのがDNS(Domein Name System)です。名前や会社名で電話番号が分かる電話帳のような感じでしょうか。
逆にいうと、IPアドレスがあればはじめからウェブサーバにたどり着けるということなのですが、人間にとっては数字の羅列であるIPアドレスは覚えにくいため、ドメインを宛てることで分かりやすくなる。その間を担っているのがDNSというワケです。