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サービスをデザインする ─話題のサービス「タイムチケット」開発者の想いと発想法 ≪後編≫

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ビジネスとデザインの関わりを学ぶトークイベント「“besign” talk meeting(ビザイントークミーティング)」。2018年11月20日に開催された第5回のゲストは、株式会社グローバルウェイ室長の山本大策氏です。個人の時間を30分単位で売買できる「タイムチケット」や、コーヒー1杯の時間を誰かと共有する「コーヒーミーティング」等の話題のWebサービスを企画から開発まで1人で行ってきた山本氏。現在ではCtoC(個人間取引)をモデルとしたサービスは数多く存在していますが、その草分け的存在として多くのユーザーを獲得してきた同氏は、どのような視点でサービスを構想し、いかにして世の中に新しい価値を提示しているのか。株式会社それからデザイン代表の佐野が聞き手をつとめ、「サービスをデザインする」と題して開発者の想いと発想法についてお話いただきました。

前編はこちら

個人的な気づきが、他人を変え、世界を変える。

佐野
山本さんがサービスをつくりたいと思う瞬間はどんなときでしょうか?
山本

最初は個人的な気づきからです。コーヒーミーティングをつくったときは、会社員当時、知り合いは会社関係の人ばかりで、外にいなかったことに気づいたことがきっかけです。新しいサービス内容をプレゼンするときも、「私自身が気づいた問題点」というところで説明すると、自然な共感が得られやすいです。

たとえば、「自分は会社員として働いていますが、気づいたら会社関係の知り会いばかりで、意外と外に知り会いがいないという問題がありました。そこで、会社以外の人たちとお茶ができるサービスをつくりました。」というような感じです。

佐野
山本さんのやられていることは、身近なところで起こっていることへの問題提起が世界を変えていく、ということでしょうか。
山本
そうですね。その気づきが僕みたいな自分発信の人もいれば、他人の問題に着目してそれを解決したいとか、マーケットをみてマーケットへ訴求するタイプの人もいると思います。デザインから入る人もいるかもしれない。このキーワードでやりたいとか、このデザインでやりたいとか、それぞれのタイプがあっていいと思います。
佐野

僕は自分の活動として、企業から受託するデザイン業と、自社サービスの開発と、両方をやっているのですが、結局どちらにしても、“個人が強く感じていること”から出発していないと上手くいかないなと思うようになりました。

受託の場合は、もちろんクライアントからの依頼があってのことなので、僕自身から出発する仕事ではないのですが、依頼者が何を感じ何をしたいのか、について必ず聞くようにしています。仕事をお引き受けするか否かを、先方の予算やスケジュールなどの理由で決めず、経営者やビジネス決済者と直接会って、どんな社会的情熱があるかをインタビューして、それを手伝いたいと思えたらお引き受けするようにしたんです。そうしてからは、受託の仕事でもプロジェクトがスムーズにいくようになり、ストレスもなくなりました。

山本

佐野さんは、人の立場に立って、その人に共感できる力があるからでしょうね。僕の性質は、自分が感じた問題しか本気になって語れない。人の立場に立って、その人の問題を自分事として掲げるっていうのができるタイプではないですね。だから受託は無理かな、と。

コーヒーミーティングっていうサービスを始めたとき、ユーザーから「私のためのサービスをつくってくださって、ありがとうございます」って言われたんだけど、僕は全くそんなこと思っていない。結果それは、自分と似たような人に届いただけなんですね。世の中の課題を解決しようってのもなくはないですが、あまり自分はそこを起点しようとしても、ピンと来ないんですよね。

佐野
山本さんと以前お話したときに、大学時代に専攻した社会学では、人は社会のルールに従って生きるというのを学んで、だったら“自分でそのルールをつくって人を泳がせてみたい”、と言っていたのは、ちょっと衝撃でした(笑)
山本

本音の部分ですね(笑)。自分のつくったサービスで人がどう変わるのか、サービスデザインは、その社会実験だと今だに思うところです。

ただ、それで人が楽しんでもらえて、良い体験ができればいいですよね。そのうえ運営者に利益もある。そういうのを考えたいなと常に思っています。

インターネットのその先にあるもの

佐野

このような個人発のサービスを世の中に発信できるようになったことは、やはりインターネットが普及したからですよね。

Windows95が出た1995年、僕は大学生だったのですが、インターネットの登場は革命的なトピックスだったと思います。山本さんも70年代生まれですが、世界が変わったなって感じはありましたか?

山本
そうですね。自分の考えを紙に落とすとか、テレビなどのマスメディアに乗せないと世の中に自分の考えを伝える手段はなかったですからね。それが、ネット上でホームページだとか、即座に自分の考えを発表できるようになりましたし、見ている人が数字でわかるというのは、感覚として変わりましたよね。
山本
あと、作り手になれる人が明らかに増えたのは大きいです。工場とかで働くだけでなく、新しいものを生み出すのにインターネットが後押しして、社会的にどんどんクリエイターが増えていきました。小学生で活躍する人もいてすごい時代ですよね。
佐野
今はAIというキーワードが出てきて、また次の革命が起こるような機運も高まっています。テクノロジーのその先を考えたりしますか?
山本
どのくらいのところまで、テクノロジーで壊されていくのかなと思います。“会社”という組織体は、もう怪しいところにきていますよね。その先に、自治体はどうなるのか、国はどうなるのか。銀行とかもどうなっていくのか見ています。それに代わる究極の新しいルールづくりに関わりたいとも思っています。
佐野
誰か権力者が立つのではない仕組みづくり、ということでしょうか?
山本
そうです。誰かが中央にいて取り仕切るのではなく、いわゆるブロックチェーンの発想で、そこに関わる人たちが互いに自立して動けるようになることです。この辺りは去年ぐらいから、僕のテーマになっています。
佐野
それを具体的なサービスのアイデアにつなげていくのですか?
山本
もはやサービスという形ではなく、社会構造やインフラのようなものかもしれませんね。
佐野
山本さんの視点は一貫していて、サービスとしての売上や利益の追求よりも、既存概念の変革のようなところを見ているのだと思いますが、自分の考案したサービスのKPIというか、成功指標のようなものはどうお考えでしょうか?
山本
単なるサービスの売上とか、時価総額とかではなく、そのサービスの中で動いている経済規模や、アクティブユーザーの活動の量などをみていきたいですね。数値の大小というよりも、そのサービス内での活動の太さのようなもの、そこが価値ではないかと思っています。

自分の生きる場所を、自分でつくる時代

佐野
新しい技術から新しい価値感が生まれ、社会が変わってきているというのは、多くの人が感じていると思います。一方で、大企業に属する安心、人生の安定がそこにあると考える人も依然として多い気もします。そのあたりはどうみてますか?
山本
これから明らかに大企業は難しくなると思います。今、注目をされている人たちって、そこにいない人の方が多いですよね。社会の性質として、新しいことに取り組み、価値を生み出す人は少数派になります。だから、大多数の組織に身を置きながら、本当のムーブメントを起こすことは難しい。少数派から仕掛けて、大勢を巻き込むような取り組みが必要ではないでしょうか。
佐野
世の中は変わると思いますか?
山本
変わると思います。今みたいな時代が長くは続かないだろうし、経済状況も右肩上がりでない。自分が生きていく場所をそれぞれにつくっていく時代が来て、その中で、自分が何をするかを求められます。大企業のデスクに座ることが、最適なことではないと大半の人が気づいているんでしょうけど、なかなか行動に移せていない。だからスイッチとして、タイムチケットみたいなサービスをつくって提案はしているつもりですけど、まだ届いてないですよね。あと、もうちょっとな気はしますけどね。
佐野
あと何年ぐらいですか?
山本
この10年ぐらいかと思います。副業なども当り前だよねっていう時代に入っていくと思います。
佐野

変わらざる得ない状況に差し迫っているんだろうなと、僕も感じています。先日、千葉県のいすみ市に視察に行く機会がありまして、自然豊かな田舎町ですが、東京から若い移住者が増えている地域で、少し注目されはじめている地域です。いすみ鉄道という単線のローカル線があり、その景色も素晴らしい場所なんです。ただ、移住者が増えているとはいえ、相対的な人口減少や空き家の問題は根深くあります。

実際に東京から移住した方の話を聞くと、外部のコンサルタントや、アイデアを提案する人はたくさんいる、ただ問題なのはそれをやる人がいないということだと。確かにそうで、実践者は誰なのかっていう問題がある。誰がやるのか、周囲の顔色を伺ってずっと先送りにしている会社や行政は、ジリ貧になっていく。個人の人生も同じですよね。人に火をつけるのが本当の課題かなと思います。

山本
そうですよね。そもそもなぜ自分でやらないのかっていうのもあって、そういう人たちがいない。本当の意味で問題意識を持っている“中の人”を増やすことが重要です。面白いことをやっている人のところには、人は集まってくると思いますし、中の人がどれだけ面白いことをしてアピールできるかで、集まる人も変わり、組織も変わると思います。

よいデザインとは

佐野
今日は「サービスデザイン」というテーマで様々なお話を伺ってきましたが、仕組みづくりとしての広義のデザインだけでなく、いわゆる見える部分、美の追求としてのデザインについてはどのような考えを持っていらっしゃいますか?
山本

サービスづくりのゼロイチのフェーズでは、外部のデザイナーを入れることなく、自分で手がけていますが、大規模なリニューアルを行うタイミングなどではプロのデザイナーに依頼するようにしています。

そんなとき自分の想像を超えてくれたり、意図を理解してアイデアを補完してくれるような人はいいな、と感じますね。あと話を聞いてくれる人。そういうデザイナーはいいものをつくってくれます。でも、なかなかいないです。経験上、重要なところを切り落としたりされることも多かったので。

佐野

外部デザイナーがプロジェクトに参加するタイミングについては、様々な考え方があると思いますが、私自身は、山本さんの言うように、ゼロイチのタイミングでは必ずしもデザイナーが加わるべきとは限らないと思っています。

特に、ベンチャーやスタートアップの場合は、“まずはDIYでやってみる”ということもおすすめです。私はデザイナーでもあるので、仕事が減るかもしれない発言ですが(笑)。

なぜなら、DIY精神のないところに事業の成功はないと思うのと、自分でやってみる体験があった上で、本当にプロの力が必要だと実感した上での依頼のほうが、確実によいプロジェクトになるからです。たとえば、事業立ち上げのタイミングなど、スピードが必要なときは、クラウドワークスやランサーズなどを活用する手もあります。

どこかで事業や商品を世の中に大きく羽ばたかせるタイミングが来たら、そのときはこの人ぞというデザイナーとタッグを組んで、じっくりとブランドを練り直すときかな、と思います。

山本

僕は、外部に依頼しても上手くいった経験が少ないです。自分のディレクション能力がないので、思っていることを言語化することが苦手ですね。そこは鍛えなきゃとは思ってはいるんですが、稀に僕の拙い説明でも、わかってくれる人もいます。だから、そういう人にめぐり会えるかどうかです(笑)

あと、最近はこれでも妥協するようになってきました。以前はデザイナーに1ピクセル単位で修正を指示したりしていましたが、今は色なども含めて見た目はほとんど任せるようにしています。そうしないと機能改善のスピードが追いつかないのと、ユーザーが見ているのは、画面の美しさではないと気づいたからです。だから、僕自身の美の追求は捨てていて、よりサービスの意図や機能が伝わるかどうかを重視しています。そのほうが喜ばれるというのも実感としてあります。

佐野
そのあたりの考え方が、“サービスデザイン”なのかもしれないですね。山本さんがこれからやっていきたいこと、はどんなことでしょうか?
山本
そうですね、会社みたいな組織に属さずとも、誰もが自由に会社のようなコミュニティーを形成できて、利益を得ることができ、仕事量に応じて配分するみたいな仕組みをつくりたいです。
佐野
具体的なサービス名とかはすでに考えていますか?
山本
いえ、サービスというか、ルールです。こういうルールの組織をデザインしました、というようなことをやれたら面白いかな、と。誰かが集中的な権利を持っている組織ではなく、この組織の中でのルールはこうしましょうとか、そのルールを変えるときは、こういう投票の形式で、何割以上だったら変わります、とか。その仕組みがつくれると面白いと思っています。
佐野
サービスデザインのもっと先にいかれている感じがしますね。とても楽しみです。では、最後に恒例の質問で締めたいと思います。山本さんにとって“よいデザイン”とは?
山本

作り手と受け手の間に“ストーリー”ができるものですね。それを見たり、使ったりしたら、人に語りたくなるもの。ちょっと誰かに伝えたり、写真を撮ったり、何かしらの行動を促して、人に伝えたくなるようなものがよいデザインだと思います。

僕は、デザインを通じて行動を起こさせたい、というのが自分の中にあります。

佐野
今日のお話を聞いていて、すごく山本さんらしい言葉で締めくくっていただけたと感じました。これからも山本さんの手がけたデザインを通じて、多くの人、そして社会が変化していくことを楽しみにしています。本日はありがとうございました。

【 番外編:質疑応答 】

Q1. タイムチケットの売り手と買い手、どちらを最初に集めたのですか?

山本

僕としては、売り手が最初です。タイムチケットのコンセプトは、“わたしの30分、売りはじめます”なんですね。今は、“あなたの30分、買ってみます”も下につけましたが、最初の3年ぐらいは売り手向けだけで押し通していました。あなたの時間をシェアしてみましょうとか、チケットを売るボタンをつくったり。既存のランサーズやクラウドワークスにはないもので、マッチングできるものがあるという伝え方をしました。

クラウドソーシングの持つ違和感として、コンペ形式というか、お金を払う人が“いくらでこういう仕事をしてください”と応募が来た中で選ぶのは、クリエイターが軽視されているように見えたんですね。どちらかというと、クリエイター側が“いくらでこういう仕事します”という、逆にしたかったんですよ。「売り手が買い手を選べる」という点が伝わったんだと思います。

普段の仕事でそういう経験ってできないですし、自分の名前で、自分のスキルを売ること自体も嬉しいですけど、自分のできることをちょっと人に見てもらいたい、それも一つの到達点なんだと気づきました。自分の名前でチケット出せて、SNSでシェアされるだけで、承認欲求が満たされる。売れることがゴールじゃないと思いました。タイムチケットには、出したとき、買われたとき、レビューがついたとき、3つの嬉しさのタイミングがあるんです。

佐野
売り手側の承認欲求にフォーカスが当たっているというのが、従来のクラウドソーシングにはない世界観ですよね。これをあからさまに言葉で説明しているわけではないけれど、ユーザーがサービスの利用を通じて実感できる、幸せに感じる仕組みが見事ですよね。
山本
アクティブユーザーは年々変わるので、彼らに合わせたユーザーイベントや施策はいつも考えています。ユーザーさん含めてタイムチケットの運営者だと思っているので、なるべく意見は取り入れる取り入れようにしていますね。

Q2. タイムチケットのサービス開発のフロー、ローンチまでどういうステップを踏まえていたのか教えてください。

山本

発想の段階から“時間×○○”は決まっていました。オークション形式で何かできないかと考えていて、まずはコンセプトを練っていきました。あなたの1時間の価値をいろんな人が値付けしたら面白そうかなと考えていましたが、開発が難しそうだったこともあり、逆にして、時間を気軽に売れるようにしようと。

その後に“チケット”というキーワードを思いつき、どういう切り口なら世の中に広まるかなという部分を考えていきました。最後にもう一味ほしいと思って、“寄付”というアイデアが出てきました。売上の一部を寄付できるという社会貢献性をサービスに加えれば、感度の高いユーザーが反応してくれるのではないか、と。

コンセプトがある程度固まってきた段階で、開発も並行して進めていきました。つくりながら考えを修正していくような感じです。

最終段階で、Facebookでモニターを募集してみたところ、多くの人が反応してくれました。特にサービスの説明を詳しくしたわけでもないですが、結構面白いチケットが出てきたんです。たとえば、“腕相撲でギリギリ負けます”とか(笑)。これで「ああ、ちゃんと伝わったな」と感じて安心し、リリースできました。スキルなんだけど、時間だから何でもいいんだよという部分が伝わったな、と。

Q3. タイムチケットの売り手が買い手に変わる転換率は重視していますか?

山本

メルカリでは、売り手と買い手の転換率が大きく、サービスとしてのアクティブ性が高まっているので、その情報は参考にしています。

タイムチケットでは、チケットを売った経験がある人の半数以上が、買い手としても利用してくれています。アクティブユーザーを増やすことが、サービス運営の一つの指標でもあるので、そこを活性化させるために、売上をポイントに変える仕組みも最初から導入しています。

Q4. シェアリングサービスで、注目しているサービスはありますか?

山本

シェアリングエコノミーのカテゴリとしては、今はもう出尽くしている感がありますので、これといって注目していることはありませんね。これから単に何かをシェアしましょう、といっても新しいサービスをつくるのは難しくなっていると思います。

もしやるのであれば、“シェアリングエコノミー×○○”というように、もうひとつ何か軸を掛け合わせるなどの工夫が必要ではないかな、と。

サービスは、最初は新しいものを好きな人、感度の高い世代が使っていき、それが広まっていくという傾向があるので、その意味でも、これから何かシェアリングエコノミーでやるなら、新しい切り口は必要だと思います。

編集/それからデザイン ライティング協力/大関勇気


山本 大策(やまもと・だいさく)

山本 大策(やまもと・だいさく)
株式会社グローバルウェイ 室長

1978年広島生まれ。法政大学社会学部卒業。 みずほ情報総研株式会社、フィードパス株式会社、株式会社リクルートメディアコミュニケーションズを経て、株式会社レレレを設立。 会社設立後は、コーヒー1杯を飲む時間を一緒に過ごしたい人と出会えるサービス「CoffeeMeeting」、個人が気軽に空き時間を売買できるサービス「TimeTicket」を開発。これらのサービスを利用して出会った人たちは累計10万人以上。 2016年10月にレレレの全事業を株式会社グローバルウェイに譲渡。現在は、新規事業開発部署グローバルウェイラボの室長として新規プロダクト開発・運営に携わっている。

佐野 彰彦(さの・あきひこ)

佐野 彰彦(さの・あきひこ)
株式会社それからデザイン代表 クリエイティブディレクター/ブランドデザイナー

明治大学理工学部数学科卒。株式会社それからデザイン代表。
企業・事業・商品・サービス等のブランドをつくるデザイナー。ブランド戦略から、デザインワークまでを一貫してプロデュースするコンサルティング型のデザイナーとして活動している。ウェブデザイナーとしてキャリアをスタートさせた後、現在は、ブランドコンセプト、ネーミング、ライティングのコピーワークから、CI/VI、ウェブ、グラフィック等のアートワークまで手掛け、クリエイティブの活動領域は広い。10年間で250以上のウェブサイトを制作してきた経験から、「ブランディングの最重要ツールはウェブサイトである」という考えに至り、ウェブコンテンツの企画メソッド「3S6G法」を考案。ウェブサイトを軸に展開するブランディング手法を「ウェブブランディング」と名付け、この分野のパイオニアとして、全国の経営者からオファーが多数寄せられている。

主な著書に「経営者のためのウェブブランディングの教科書」「ウェブ担当者1年目の教科書」(共に幻冬舎)がある。 2015、2016年グッドデザイン賞受賞。


次回の“besign” talk meeting(ビザイントークミーティング)

第7回 Webデザイナーはどこへ行く? #バックナンバー(過去のイベントレポート)はこちら
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“besign” talk meeting (ビザイントークミーティング)とは?

ビジネスとデザインの関わりを学ぶトークイベント。 “besign”とは、businessの「b」、design の「d」を入れ替えて作った造語です。隔月交互に経営者とクリエイターをゲストスピーカーとして招き、「ビジネスとデザインのあいだ」にスポットを当て、参加者と共に語り合っていきます。 「ビジネスとデザインの溝が埋まると、きっと社会はもっと面白くなる」 その仮説と各ゲストの視点を元に、デザインの可能性を探っていく場です。

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