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SEOを知ろう

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それからデザインでは、5月上旬に社内勉強会が行われました。今回はその内容をまとめてご紹介します。テーマは、「SEOを知ろう」です!

「SEOに強い」とは?

みなさんのWebサイトでは、SEO対策をしていますか?

2011年頃までは「いろいろなサイトからリンクがたくさんはられているサイト」が検索エンジンから高く評価され表示順位が上がっていました。しかし、進化した現在の検索エンジンでは、故意に外部リンクをたくさんはるような作為的なSEO対策は効果がないどころか逆に評価を下げる原因となっています。

検索エンジンは「最適な検索結果を表示できる」ように日々進化しています。ユーザーにとって最適な検索結果とは、知りたいこと、求めていることが書かれているサイトです。つまり、「検索キーワードにマッチした内容が盛り込まれたWebサイト」であれば、自然と評価が上がり、SEOに強いサイトとなるのです。

▼検索エンジンの詳しい説明は、以下の記事を参考にしてください。 検索エンジンって?

しかし、単純に商品の名前をキーワードにしても、名前を知らない新規のお客さんは獲得できないでしょうし、またお店の所在地などをキーワードしても、恐らく既にあるライバル店に埋もれてしまうでしょう。 それでは、どのようにSEOに強いWebサイトを制作すればよいのでしょうか?

SEO対策の第一歩

突然ですが、ここで質問です。
あなたは駐車場のオーナーです。ある日、下図の装置が壊れてしまったので新しいものと交換しなければならなくなり、インターネットで調べることにしました。
さて、何と検索しますか?

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勉強会でも参加者それぞれが検索をしてみたのですが、以下のようなキーワードが出ました。

「駐車場 ポール」「パーキング バー 交換」「開閉バー」「駐車場 遮断機」「遮断機 取り扱い」「踏切 購入」「駐車場 運営 必要」「ゲートバー」「棒 販売」「ゲート 販売」「入り口 販売」

正式名称は「カーゲート」というのですが、知っている人は誰もいませんでした。同じように、見たことや使ったことはあっても正式名称は知らないものはたくさんあります。探す人が名称を知らなければ、そこに重点を置いても意味がありません。

求めているものは一緒でも、このように探し方は人それぞれです。つまり、お客さんになりきって想像力を働かせてみることがまず初めにやるべきSEO対策なのです。
狙いは、「なるべく多くの人が検索している言葉で、なるべく競合の少ない言葉」です。そんなキーワードを見つけるヒントとなるポイントを次項にまとめました。

キーワードの見つけ方

①自分で考えてみる

まずは自分でできるところまで知恵を絞ってみましょう。あなたが名前もわからない商品を探していたら、どのように検索するでしょうか?具体的なお店は決まっていないけど、食べたいものがある時はどのように検索するでしょうか?どうしてもあんまり思いつかないときは、類語辞典なんかを活用してみてもいいかもしれません。

②人に聞いてみる

ワークショップでも多種多様な探し方をしていたように、年代や性別、その人のライフスタイルによっても探し方は様々ですし、想像するにも限界があります。そんな時は、ターゲット層に近い人に「こういうものがほしい時、何て検索する?」と聞いてみましょう。

③アナリティクスの検索キーワードを見てみる

解析ツールは導入していますか?解析ツールでは、「どんな検索キーワードからアクセスしたか」がわかるようになっています。

例えば、代表的な解析ツールのGoogleアナリティクスでは、左のメニューから「集客」>「キャンペーン」>「オーガニック検索キーワード」と進むとサイト訪問者がどんな検索キーワードでサイトを訪れたかを確認することができます。

④Google Adwordsキーワードプランナーを使ってみる

Google Adwordsキーワードプランナーでは、「この検索キーワードでどれだけ検索されているか?競争率はどれくらいか?」を確認することができます。利用は無料ですがAdwordsアカウントが必要なので、まずはこちらからサインアップしてください。

サインアップが完了したら、「運用ツール」タブ>「キーワードプランナー」>「キーワードの検索ボリュームを取得、またはキーワードを広告グループに分類」と進むとキーワードの入力画面になるので、ここまでで予想したキーワードを入力してみましょう。

まとめ

重要なのは、ターゲットとなるユーザーの行動心理をとりこむマーケティング的発想です。最初の段階でしっかりと時間を設けて取り組めば、効果的なWebサイトへとつながっていきます。
逆にここをしっかりと考えないままWebサイトを作ってしまうと、どれだけたくさんのコンテンツを用意しても、どれだけかっこいいデザインにしても、全く成果の出ないものになってしまう危険性が大いにあります。

これからWebサイトを制作しようと考えている方、またリニューアルを検討している方は、ぜひ一度お客さんになりきってみてください!

この記事を書いた人

永渕百合子

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