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合うのがなければ作っちゃえ!オリジナルフォント制作・編集ソフト8選

Glyphs

デザインをしていると「このフォントあと少しだけ太かったら・・・」「どのフォントもしっくりこない」なんてことがありますよね。それならばいっそオリジナルフォントを作ってみるのもいいかもしれません。 「でもフォント制作って職人の世界だし、ファイル形式なども難しそうだな・・・」と思うかもしれませんが、最近では無料、有料を問わずさまざまなフォント制作ソフトが発表されています。あなたの制作スタイルや作りたいフォントにぴったりなソフトを見つけてみましょう!


TTEdit

TTEdit

日本製のフォント制作ソフト。 和文フォントおよび欧文フォントのTrueTypeフォントを制作することができ、和文フォントはJIS補助漢字を含む14,963文字の制作が可能です。Windows版とMac版があります。Adobe Illustrator からデータを取り込んで作成することができます。

  • 対応文字形式:日本語(JIS補助漢字を含む14,963文字)/半角英数字
  • 対応フォント形式:TrueTypeフォント
  • 価格:18,000円+税

OTEdit

OTEdit

先ほどご紹介したTTEditの姉妹ソフトでPostScriptアウトラインのOpenTypeフォントを制作することができます。 TTEditと同様にAdobe Illustrator からデータを取り込んで作成することができます。

  • 対応文字形式:日本語/半角英数字
  • 対応フォント形式:OpenTypeフォント
  • 価格:18,000円+税

Fontlab Studio

FontLabStudio

Fontlab社が販売している世界的にもっとも使われているだろうフォント制作ソフト。 機能や設定項目は非常に豊富で、プロのタイポグラファーの方も使用していると聞きます。 インターフェースは日本語対応しておらず、日本語の使い方を解説するサイトも少ないです。価格的にもハードルが高いプロのツールという印象です。

  • 対応文字形式:半角英数字
  • 価格:$673.95

FontForge

FontForge

FontForgeはオープンソースのフォント制作ソフトです。日本語への対応は完全ではありませんが、メニューの多くは日本語化されており、無料で入手可能なので初心者でも手軽に導入することができます。

  • 対応文字形式:半角英数字/日本語など
  • 対応フォント形式:OpenTypeフォント/TrueTypeフォント
  • 価格:無料

Glyphs

Glyphs

フォント制作ソフトとしては後発ですが、”Font Editor for Everyone.” のキャッチコピー通り、誰でも使えるように設計されています。特にIllustratorなどに慣れている方は感覚的に使えるフォント制作ソフトです。新形式のフォントフォーマットへの対応も早く、機能もかなり豊富で、使いこなせば細かい作り込みまでできそうです。 インターフェースも日本語に対応しており、一部機能を省いた廉価版のGlyphs−Miniならば44.99€(6000円弱)と比較的安価で購入できるのも魅力です。

  • 対応文字形式:半角英数字
  • 対応フォント形式:OpenTypeフォント/TrueTypeフォントなど
  • 価格:249.9€/30日間トライアル期間あり

Prototypo

Prototypo

フォントをカスタマイズできるオープンソースフォントエディター。 英語のみですがweb上でパラメーターを調整するだけで簡単にオリジナルフォントを制作することができます。

  • 対応文字形式:半角英数字
  • 対応フォント形式:OpenTypeフォント
  • 価格:無料〜

PaintFont

PaintFont

フォーマットをプリントアウトし、規定のマスの中に書いた文字がそのままフォントとして使えるようになるWebサービス。 一部ですが日本語漢字にも対応しており簡単に手書きフォントを作ることができます。

  • 対応文字形式:カタカナ/ひらがな/漢字(一部のみ)/半角英数字/ドイツ語 etc.
  • 対応フォント形式:OpenTypeフォント/TrueTypeフォント
  • 価格:無料

Fontstruct

FontStruct

オンライン上でパーツを組み合わせてオリジナルのフォントを制作できるwebアプリ。 できあがったフォントは、他の会員ユーザーと共有することができ、他のユーザーの作ったフォントを閲覧したりダウンロードしたりすることも可能です。

  • 対応文字形式:半角英数字
  • 対応フォント形式:TrueTypeフォント
  • 価格:無料

まとめ

いかがでしたでしょうか? フォント制作ソフトは無料、有料、ライトなものからプロ仕様のものまでさまざまです。趣味で始めてみるのもよし、実制作で使ってみるのもいいですね!

※日本語対応となっているソフトでも縦組みには対応していなかったり、完全ではない場合があります。 ※上記のソフトを使用して制作したフォントを配布・販売する場合はクレジット表記などが必要な場合もあります。ご使用の際は各ソフトの利用規約をお読みの上ご使用ください。

この記事を書いた人

斧山洋平

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