aタグ classを付けた複数のdiv 複雑な構造の繰り返し このように、圧倒的にコーディングの手数を減らすことができるのです。 それでは次に「Emmet」の基本的なルールをご説明します。
「Emmet」の入力規則(HTML編)
「Emmet」の使い方は「Emmet」導入後、タグとルールに基づいた記号を打ち、「tabキー」や「command + E」を押すだけです。(コーディング環境により異なります。) 次に挙げる基本的なルールを覚えてしまえば、すぐに「Emmet」の恩恵を受けることができます。1.タグの展開
タグの名前を打って展開するだけで自動的に閉じタグまで付けてくれます。 タグによっては必要な属性も自動的に処理され、長いタグは省略形も用意されています。
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p /*展開 tabキー or command+E*/ <p></p> img /*展開*/ <img src="" alt=""> sect /*展開*/ <section></section> |
2.IDとclassを付ける
「#」「.」をタグの次に入力すれば展開した時にIDやclassが付き、続けて文字を入力することでその名前のIDやclassを付けることもできます。
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p. /*展開 tabキー or command+E*/ <p class=""></p> span.test /*展開*/ <span class="test"></span> |
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#wrapper /*展開 tabキー or command+E*/ <div id="wrapper"></div> |
3.入れ子の構造を作る
「>」を使用すると次の要素を入れ子にすることができます。
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p>span /*展開 tabキー or command+E*/ <p><span></span></p> .test>p>span /*展開*/ <div class="test"> <p><span></span></p> </div> |
4.兄弟の要素を作る
同階層に要素を作る場合は「+」を使用します。
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.test+.test2 /*展開 tabキー or command+E*/ <div class="test"></div> <div class="test2"></div> .box>p+ul /*展開*/ <div class="box"> <p></p> <ul></ul> </div> |
5.一階層上に要素を作る
「^」を使用すると次に入力した要素を一階層上に作ることができます。 「^」を二つ使用し、更に上の階層に作ることもできます。
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p.hoge>span^footer /*展開 tabキー or command+E*/ <p class="hoge"><span></span></p> <footer></footer> .box>p>.txt^^figure /*展開*/ <div class="box"> <p><span class="txt"></span></p> </div> <figure></figure> |
6.同じ要素を複数作る
「*」を使用すると直前の要素を複数作ることができます。 例えば 「p*3」とするとpを三つ、「ul>li*5」とするとulの中にliを五つ作ることができます。
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ul>li.item*5 /*展開 tabキー or command+E*/ <ul> <li class="”item”"></li> <li class="”item”"></li> <li class="”item”"></li> <li class="”item”"></li> <li class="”item”"></li> </ul> |
7.テキストを入れる
「{}」を使用すると要素の中にテキストを入れることができます。
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.txt>p{こんにちは} /*展開 tabキー or command+E*/ <div class="”txt”"> <p>こんにちは</p> </div> |
8.連続した数字を入れる
「$」を使用すると1から順番に数字を入れることができます。 classの名前に番号を振って、複数つけたい時にとても重宝します。
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.box$*2>figure>img /*展開 tabキー or command+E*/ <div class="box1"> <figure><img src="" alt=""></figure> </div> <div class="box2"> <figure><img src="" alt=""></figure> </div> |
いかがでしたか。 早くも試したくなってきたのでは? 私も初めて使うときはワクワクと感動を覚え、瞬く間に虜になってしまいました。 「Emmet」の導入はとても簡単です。ぜひあなたのコーディング環境に取り入れてみてくださいね。 最後に 「Emmet」のチートシートです。「Emmet」でできることのすべてがここでわかります! https://docs.emmet.io/cheat-sheet/