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Webサイトがプロモーションの中心になる日

Webサイトの制作依頼をいただく際、これまでは「パンフレットや広告に合わせてWebサイトを制作してほしい」という要望がほとんどでした。

しかし、最近ではWebサイトに合わせてパンフレットや広告を制作するという、これまでとは逆の流れでご依頼いただくことも増えています。

徐々にWebサイトが企業のプロモーションの中心になってきているという実感があるのですが、今回は企業プロモーションにおけるWebサイトについて考えてみたいと思います。

これまでの企業のプロモーション

企業はこれまでどのようなプロモーションを実施してきたのでしょうか?下に例を挙げてみます。

パンフレット
カタログ
チラシ
ニュースリリース
広報誌
デモンストレーション
マス広告(TV、CM、新聞広告など)
イベント
展示会
.etc

上記に加え、近年ではWebサイト、メールマガジン、SNSなどオンラインのプロモーションツールも使われるようになっています。

ほとんどのプロモーションはコーポレートサイトで再現できる?

実は上記に挙げたほとんどのプロモーションはコーポレートサイトで再現できます。例えば企業パンフレットや製品パンフレットは、会社概要やサービス概要ページで、カタログは製品一覧ページや価格一覧ページで表現できます。それぞれをコーポレートサイトのコンテンツに置き換えると下記のようになります。

パンフレット → 会社概要、サービス概要などのページ
カタログ → 製品一覧ページや価格一覧ページ
チラシ → サービスやイベントなど、ランディングページ
ニュースリリースPR → ニュース、お知らせページ
広報誌 → オウンドメディア
デモンストレーション → 施工例のページやデモ動画など

コーポレートサイトをプロモーションの中心にするメリット

前述の通り、ほとんどのプロモーションはコーポレートサイトで再現できますが、コーポレートサイトをプロモーションの中心にすることで、さまざまなメリットが生まれます。

1つ目はコストです。コーポレートサイトで最初にコンテンツを用意して、ひとまずWebサイトを見てもらえれば、すべてのプロモーションをカバーすることができます。あとは予算に応じて随時、カタログ、チラシ、広告など必要なプロモーションを組み合わせればいいだけ。コストを最小限に抑えることができます。

2つ目はメールマガジンやSNSによるプロモーションと連動しやすい点です。オウンドメディアを更新したらSNSで発信する、ランディングページができたらメールマガジンで告知するなど、発信したい情報をメールマガジン、SNSなどで拡散できるのもメリットです。

まとめ

Webサイト、特にコーポレートサイトは今後ますますプロモーションの中心になっていくのではないかと思います。まずWebサイトを作ってからその他のプロモーションに展開する、そんな流れがいつかスタンダードになるかもしれないと思うと楽しみですね。

この記事を書いた人

永井史威

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