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クラウドって何?

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最近、テレビCMや広告でよく見かける言葉「クラウド(cloud)」。(クラウドのCM→MS富士通) 略さずに言うと「クラウドコンピューティング」。 クラウド(cloud)とは、そのまま「雲」という意味ですが、クラウドが何なのか?何ができるのか?が分かれば、なぜ「クラウド=雲」というのかがなんとなくしっくりくると思います。

クラウドで実現できること

例えば、クラウドを使っていないあなたの自宅のパソコンAで様々なデータを管理するとします。すると、当たり前ですが、そのデータを管理するのは自宅のパソコンAでしかできませんよね。でも、クラウドを利用すれば、自宅のパソコンA以外にも、会社のパソコンBや、持ち歩き用のパソコンC、スマホやタブレットでもデータを閲覧したり、編集したりすることができます。とっても便利ですね!

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つまり、クラウドとは平たく言うと、自分のPC内ではなく、インターネットを介した別のどこかでデータを管理できるもの。インターネットと繋がっていればどこからでもアクセスすることができるというわけです。 アクセスするためにはアカウント名やパスワードを入力するのが一般的です。 身近なクラウドサービスには、例えばwebメール(Gmail、yahooメール、hotmail等)があります。プライベートでお使いの方も多いかもしれません。メールデータやアドレス帳がすべてインターネット上に保存され、設定をすればパソコンでもスマホでも同じアドレスを使ってメール送受信をすることができます。 また、自分だけではなく複数人でデータを共有するグループウェアのような使い方もできます。例えば、顧客管理などのデータを会社の社員で共有して閲覧したり、編集したりするサービスです。多くの会社はたくさんの顧客を相手に商売をしていますよね。そんなたくさんの顧客の情報を管理しておくのはカンタンなことではありません。この顧客とは過去にこんなやりとりをしていて、今ご契約の返事待ち、など、顧客の情報を管理すれば、わざわざ社内に戻って確認しなくても営業の社員が携帯端末で顧客との過去のやりとりを確認したりすることができます。 どうですか?クラウド、便利ですよね。 次は、クラウドのメリットとデメリットをカンタンにご説明したいと思います。

クラウドのメリットとデメリット?

メリット デメリット
・ソフトを購入したり、サーバーを用意する必要がない  通常、たくさんのデータを管理するのであれば、管理のソフトやデータを保管しておくサーバを用意しなければなりません。でも、クラウドの考え方は、外部にあるサーバやソフトを「利用する」というものなので、ソフトやサーバにかかる初期費用を考える必要がありません。 ・システム構築期間の短縮ができる 様々なデータを管理する業務用のアプリケーションを作る場合、そのシステムを開発するためには多大な工数がかかります。しかし、クラウドを利用すれば、土台が整っているため開発期間や工数をほとんどかけることなく、アプリケーションを利用することができます。家を土台から作るのと、土台がすでにできているのでは、手間がまったく違いますよね。クラウドはある程度サービスが決まっているので開発工数も短縮できるのです。 ・自社でメンテナンスをする必要がない 自社でアプリケーションを開発した場合、導入の大変さだけではなく、メンテナンスも行う必要がでてきます。機能を追加したり、脆弱性に対する対策など、ここでも工数がかかります。それがクラウドサービスであれば、アプリケーション自体はサービス提供者側のサーバで管理しているため、様々なメンテナンス対応に時間や人を使う必要ががありません。 ・自社開発に比べてカスタマイズの自由度が低い  クラウドのサービスはある程度パッケージ化されているため、それが工数削減などの強みでもあるのですが、カスタマイズの面では自社でシステムを開発するのと比べると自由度が低くなります。徐々にカスタマイズを想定したサービスも提供され始めていて、コスト、導入工数、サービスレベルをそれぞれ勘案して最適なサービスを選択できる環境は整いつつあります。 ・サービス提供側やネットワーク障害の可能性 クラウドの大きなメリットでもありますが、クラウドでは基本的にデータがクラウドサービス側に保存されるため、サービス提供側やネットワークの障害などがおこった場合にそのサービスが使用できなくなる恐れはあります。(自社で管理していても同じですが。) ※一部サービスでは所定の稼働率を達成できなかった場合に返金などを行っていたりするので、検討の際には確認したほうがよいかもしれません。 ・セキュリティー面の不安 クラウドはインターネットを介して利用するサービスであるため、顧客情報や経営情報を得ようと攻撃する人(クラッカー)に狙われる危険性はあります。だからこそ、クラウド上に預ける情報の取捨選択はとても大切です。
このように、便利なクラウドサービスにもやはりメリット・デメリット両方があります。そのうえで決めるのはそれぞれの考え方しだいですが、クラウドを検討している多くの方が心配するのが、デメリットの最後に挙げたセキュリティーのこと。「ネットを介してデータを管理するなんて、顧客情報が流出しちゃうんじゃ・・・?」ということはやはり心配ですよね。確かに、インターネット上には悪意を持ってそういったサービスを攻撃する人がいることは否めません。 大切なデータを外部で管理するなんてありえない・・・という考え方もあります。でもそんな中でも近年、クラウドがこんなに流行りはじめているのは、サービスの質やセキュリティー技術の向上などによってこうした考えが徐々に徐々に薄れてきたからかもしれません。 日本で初めての銀行は1873年(明治6年)にできました。その頃はみんな自宅のタンスにお金をしまっていて、銀行にお金を預けるなんて不安でしょうがない!と思っていましたが、銀行が増えはじめて「銀行にお金を預ける」ということが徐々にみんなの中に浸透していって、いまでは当たり前になっていますよね。「盗まれるかもしれないから預けない!」という人はほとんどいないはず。クラウドも、これと同じような感じで、いつか「クラウドに預ける」が当たり前になっているかも。

この記事を書いた人

佐山

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